若竹のおだんご♪
湯の川の老舗お団子屋「若竹」の三色団子。
以前からず~っと食べたかったのですが、なかなか機会がなかったのです。
が、
やっと食べることが出来ました。
友人が遊びに来ている時に、「行ってみよう!」というノリで予約ナシで突撃したのです。
この「若竹」さんの三色団子。芸能人や有名人などの方に人気が高いようで、湯の川温泉にそういった方々が宿泊すると、お茶うけとしてホテルや旅館側が用意しているという噂。たとえば、先日正体を隠してケータイ小説家デビューをした頭を丸めたあの女性や、100万本のバラなあの人などから注文があるらしいです。
さて、「若竹」さん。普段は予約生産だけあって(余ると予約ナシでも売ってくれるらしいです)、お店のシャッターは半分閉まっていたり、開いていたりとなんともはや、一見さんには入りづらい店構えです。突撃した日は、しっかりとシャッターが開いていたことと、おひとりさまではなかったので勢いもあり、あっさりと扉に手をかけて、ガラガラガラと昔ながらの引き戸を開けました。
だれもいませんが、こうした小さな商店の場合は、まずは挨拶が大事でしょうと、ひとまずおくに向かって「こんにちは~!」と言ってみる。
奥から『予約の佐藤さん(仮名)カーイ?』と、おばあちゃんのような声。
残念ながら、こっちは佐藤とは似てもにつかぬ名前なので、「ちがいまーす!予約は無いんですが、ありますかー?」と、呼びかける。
やっとこおばあちゃん登場。
曰く、
「予約が入っていて、ちょうど取りに来る時刻だったから佐藤さん(仮名)とおもったわよー。でも、今日はアンタ運がいいわよ!5本入りまでなら大丈夫(意訳)だから!」
というわけで、5本入りの三色団子をゲット。
しつつ、おばあちゃんの話は止まらない。およそご年配とは思えないほどの勢いで元気良く早口で話すばーちゃん。なんかいろいろ面白い話を聞けたのだけど、もったいないから秘密。
最後に特別なのかなんなのかよくわかんないけど、お土産みたいなのももらってお礼を言って店を出た。
明治から続く「若竹」のおばあちゃんは、とても若々しい。話しぶりはもちろん、肌もツヤピカ。気持ちのいいしゃべりっぷりで、なんだか元気をもらっちゃった感じ。
予約生産しかしていらっしゃらないようなので、
確実に食べてみたい方は予約が確実。1本辺り150円もする高級(?)な団子ですが、さすがの上品な味です。甘すぎず、しつこくないのが150円なんだと思います。今度実家に帰省するときには、ちゃんと予約して買って帰ろうと思います。
ばーちゃんに食べさせたいんだよね。
それにしても、こういう気持ちのいい年配の方は尊敬します。見習ってああいうばーちゃんになろう。これからもできるだけ長く団子を楽しませてもらえるとうれしいです。