ちょいとテスト

「あしたのジョー」全巻セットか・・・。

「あしたのジョー」と言えば、力石とジョーの闘いがメインに置かれがちだけど、実際は力石の死後も話は続いていくんよね。真っ白な灰になるのは、てっきり力石との闘いの後かと思っていたんだけどさ。子供の頃深夜アニメで再放送していたのをちらっと年末なんかに見たような記憶があって、間違って理解していたみたい。

大人になってから、今の時代になってから読むとなおさら胸に迫るモノが。

以前にBS漫画夜話だったかで、この漫画の最後のシーンでジョーは生きているのかいないのか?というネタで議論が生じていたと思うのですが、実際のところはどうなのでしょう?

漫画後半では白石ジムの葉子はんと割とイイ仲になっていて(この葉子さんの気持ちの変化と態度の変貌の流れも、上手いな!ちばさん!という感じなんだけど)、出来ればそんな未来もみてみたいなーという気持ちもあります。しかし、ジョーが一般の人と同じように働く姿は、あんまり想像できません。例えば、安保闘争のころ学生運動をしていたお父さんお母さん方のように、青春が過ぎれば普通のヒトになるのでしょうか?

個々のエピソードにはツッコミドコロがある漫画ですが(しかし、それが漫画の良いところでもある)、矢吹ジョーのストーリーとしてはとても美しくまとまっている漫画だと思う。

そんな作者のちばさんが、東京都の例の条例に先頭を切って反対していましたが、決まってしまいましたね-・・・とても残念です。いわゆるエログロを子供に売ることができるような状態で販売するなということが言いたい条例なのかもいれませんが、中身があいまいですからねー。戦前の言論統制のようにならないとも言い切れません。というか、それ以前に、表現は個々の思想に基づいているわけですから、この表現を行政の立場を持って「異端・不道徳」と割り振ってしまって良いのでしょうか?

というか、もっとそれ以前に条例を押している都知事のかつての小説作品の内容のひどさといったら・・・!漫画はおよそ見た目から内容が推測できますから、子供自身の判断で見ないこと・親の判断大人の判断で見せないことができます。が、小説って実は野放しで、内容も漫画のものよりグロテスクなものが多いです。普通の日刊新聞に掲載されている小説だってひどいもので、自分がそういう世界を意識するようになったのも新聞小説のしわざだったりします。

漫画にゾーニング・規制が必要だというのであれば、小説にだって同じことが言えるはずなのです。


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