信じられない対応
食い物系のお話じゃないんですが、友人から聞いた話。
友人は2歳の子どもを持つママ。とある地方から函館に移住したため、自家用車のナンバープレートは生まれ故郷の県名がついている。ある日、子どもを乗せて走行中に後ろからピンク色のとあるタクシーに煽られているのに気付いたのだそう。一人で運転中ならばアクセルを踏んでスピードを出すところだが、その時は子どもも一緒に乗車中。安全運転を心がけたかった友人はサッと左車線の端に寄り、後続のタクシーに道を譲ったのだとか。
まあここまでは良くある話(ほんとはあっちゃいけないんだけど)。友人もゆっくり走っていたため、急いでいるタクシーをいらつかせちゃったのかな?と申し訳なく思ったらしい。
しかし、友人の車の前に出たタクシーはあろう事か、今度は友人の前をゆっくり走る、急ブレーキを踏むなどの迷惑運転を繰り返したのだそうだ。
不快に思いながら赤信号で停止し、信号待ちをしている際に、あろうことか迷惑タクシーの運転手が車から飛び出てきて友人を罵倒したのだという。
「チンタラ走ってんじゃねーーー!」
突然罵倒された友人は驚き、恐ろしい思いをしたそうだ。そりゃそーだ。タクシーの運転手はおっさん。友人はまだ若い女性だ。しかも、大切な我が子も一緒にいたのだから、その危機感たるや想像に難くない。
その後タクシー会社に電話でクレームを入れたそうだが、一頃の謝罪も無かったのだとか。
はっきりいって、そういう意識で接客業に携わっている会社があるという自体大問題。そして、大変迷惑なことだ。
函館はなんだかんだいっても観光にきてもらってナンボ!の街。
そして、その大切なお客さん達と一番に接することが多いのがタクシーの運転手だ。また、レンタカーでの旅が流行している昨今、前の車がチンタラ走っていたとしても、迷惑に思いこそすれ、くってかかっていくべきでは無いのだ。
ここ数年、函館のホスピタリティーなどを向上させようという動きが活発化している。私の知る人々の多くは、観光客を喜んで迎え、困っている人を見かけたら率先して手助けをするよう心がけている人が多い。函館に住めばわかること、多くの人々は善良で、シャイで、人見知り、でも情が深い。
しかし、観光客は一発勝負なのである。そして、多くの市民よりもタクシー運転手を始めとする接客業の人が観光客とは一番近い存在なのだ。運悪く、友人が遭遇したような運転手に当たった場合、函館の印象は最低サイアクとなってしまう。
その他の人たちの努力を水の泡にしてしまう行為だと思う。
ただでさえ「田舎だからサービスが駄目すぎる」といわれている函館である。
許せない。
二度と同じことが起きないようにしてもらいたい。本当に。
そして、二重の意味で残念なのは、友人の車がとある東北の県のナンバーだったということ。未曾有の大震災で函館に疎開してきている人もいるようだ。想像力を働かせれば、もしかしたら・・・ということに思い当たらなければいけないと思う。
その会社のタクシーの運転手さん、良い人たちも多いだけにがっかりです。
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