鳥崎八景、そして高原食堂。

ある夜、twitterを眺めていたらいすずさんが「滝が見たい!滝へ行く!」とのたまっていたので、『ほほう。あやつ、鳥崎八景へいくつもりじゃな。。。』と薄らぼんやり考えた。

ら。

誘われた。

ので、行ってきました。

──鳥崎八景。

それは私にとってはかる~く因縁の場所なのである。というのも、10年近く前の学生の頃ある夏の日に、鳥崎八景へ向けてドライブに出たことがあるのだ。当時はカーナビなどもなかったので、地図を見ながら右往左往。ずいぶんと山道を走ったが、とうとう滝を見つけることができなかったのだった。諦めて鹿部の食堂でご飯食べて戻ったことが記憶に残っている。女子大生4人で何やってんだか。←

そんな話を車内でネタにしていたら、いすずさんは「狐に化かされたんだよ!」と主張したが、何のことはない。当時は今ほどあの地域が整備されておらず、滝つぼへと下る階段の案内が無かったせいで、近くに行きながらも見落としていただけのことだったのだ。

現在では真新しい看板が鳥崎八景のそれぞれのビューポイントに設置されているので安心。しかし、ヒグマに注意という看板もあるので、これは本当に注意が必要である。。。

ちなみにこれは、駒ヶ岳ダム。駒ヶ岳は火山であるため、その土質は水をとどめていられる類のものではないそう。このダムは、このあたり一帯の農業用の灌がい用水としての役割と果たしているとのこと。鳥崎八景のうちの1つ。ダムを覗き込むとでっぷりと太った黒い鯉が・・・。

これが、鳥崎八景のメイン?の滝。「上大滝」という名前だそうで、学生時代に捜し歩いたのがこの滝。最初に書いた通り、階段というか、坂道というか、河原の方に降りていかなくては滝が見られないため、道路に車を停めて降りて歩く必要がある。詳細はいすずさんのブログに任すとして(笑)、とにかく運動不足4人組には厳しい道のりであった。

それほど雨が降った後ではないのだけれど、ぬれた落葉が敷き詰められた階段、そして常に濡れていてぶよぶよとする丸太の手摺、苔むした階段のヘリ・・・これら全てが「滑りそうだ!」というね、プレッシャーを下半身全体にかけてくるわけですよ。普段運動している人にはどってことないと思います。翌朝、左足太もものみ筋肉痛に。

まあね、滝はいいんです。素晴らしく美しかったですから!

それよりもこのブログのテーマは「食」。やはり、これは書かずにはいられない。函館から札幌へ向かう途中の国道5号線。函館から走って、駒ヶ岳を過ぎたあたりにある食堂が今回訪れた「高原食堂」である。国道というのは、昭和の中ごろから整備が始まっただけあり、今風の新しいお店から当時の面影を感じさせるような歴史あるたたずまいのお店まで様々だ。

「高原食堂」は、いわゆる後者でお店の人に聞くところによると40ン年前から営業しているらしい。なんと国道5号線が砂利道だったころから存在するということだ。店内は小上がり中心。壁には大小さまざまな時計が設置されており、まるで時の城に迷い込んだような錯覚にすらなる。いい意味で。聞くところによると、先代の趣味だそうで内地の方から取り寄せたものが多いのだそう。漫画も豊富に取り揃えてあるので、ちょっとわたし丸3日くらい滞在したい。

長距離ドライバーを中心に支持されている同店のメニューは豊富。一般的な「焼き魚定食」から「ロコモコ丼」などまでかなり多彩だ。そして、なにより驚くのがそのコストパフォーマンスの高さである。


このカレーが私が注文した「新ちゃんカレー@750円」。大盛りご飯の上におうちカレーがだだだーっと掛けてあり、なおかついい具合に半熟の目玉焼きが2個乗っけられている。いつもこのお店に訪れる「新ちゃん」というドライバーが毎回食べていたことからレギュラーメニューへと昇格した・・・という話を聞かされちゃあ、頼まないわけにはいかない。


これだけの良で、全て1000円以内。文句なしに腹いっぱい食えるのだ。古いドライブインなんかだと、とんでもないものが出てくることもあるのですが、「高原食堂」は大丈夫。しかし、ものすごくおなかを空かせて行った方が良い。

ドライブインということで、ソフトクリームが有名っぽい。大盛りを頼むとこの通り・・・某商店に負けないくらいでっかいのが出てきます。みんな腹いっぱいだったので、じゃんけんで・・・決めました。一人勝ちするとは、いすずさんはなんとも稀有な人材だ。私も食べたかったが、さすがにおなかいっぱい。

高原食堂のことは、
高原食堂(森町)<
地方のお気に入り店 森町高原食堂<<す・すんません、頂上ってまだですか?さん
にも書かれています。


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