先が気になる物語/VINLAND SAGA 幸村誠
この作者、一体いくつの方なんでしょ~。このね、「サガ」って言葉はある一定の年齢以上の、まあなんつーか、ゲーマー心を刺激する言葉の一つだと思うわけです。つまるところ、小学校中学年あたりから、中学卒業あたりまでにいわゆるRPG(ロールプレイングゲーム)にハマッテイタ少年少女にはたまらん言葉だと思うんです。
ドラゴンクエストだって、いわゆる"サガ"だし、ファイナルファンタジーだって"サガ"なんです。おまけに、そのものズバリ「ロマンシングサガ」っつ~ゲームもあるわけです。
そう、"サガ"。それは、あの頃のドキドキ・ワクワク感を揺り起こす言葉なんです。
ストーリーはある意味、"サガ"なお約束。勇者の息子が、「VINLAND」を探すっつ~話でタイトル通り。ところがどっこい、あの頃ハマっていたゲームの主人公は、お父さんが殺されようと「いい人」だったわけで、復讐とか、そういうどっす黒いダークな部分ってのは描かれなかったことが多いのですが、この「VINLAND SAGA」の主人公は、その真逆。純真だった幼少の頃に、父ちゃんを殺されて、まさに復讐の鬼になっていくんですねえ。
いまんとこ、全然ストーリーは進んでいるようには思わないんですけどとりあえず4巻まで発売しているみたい。ストーリーには特に起承転結も大どんでん返しもいまんとこなくって、平坦なんですけど、この先どういう展開になっていくのか非常に気になる漫画です。
※ちなみに、作者・幸村誠はやっぱり、"その年代"の感じの人でしたね~^^