至宝の本格近未来SFマンガ/プラネテス 幸村誠
数十年後の宇宙を舞台にしたデブリ(宇宙空間のゴミ)回収業の人間達の物語。登場機器のデザインや世界設定が比較的リアルにやってあって現行の宇宙開発の延長線上の世界観をイメージ出来るんや。素直に入っていける。このマンガが2002年度星雲賞コミック部門を受賞、アニメは2005年度星雲賞メディア部門を受賞というたいそうな実績を誇る。アニメ版もNHKで何話か見ておもろかったんで、DVD借りて最後数話も見てみた。
終始描かれてるのは人間ドラマ。人生や夢、孤独、憎しみ、怒り、友情。それに差別や虐待、紛争などの世界情勢や社会問題も登場。そして最終話まで見ると最も大事なテーマが「愛」だったのかと気付くんや。
個人的にはアニメの方がテーマをきっちり描いてた気がしたんや。マンガの方は、イマイチ人物達の気持ちや関わりが伝わってこなかったんだわ。人物達の心情や人生感、心の動きや行動がもう少し深く描いてあれば、もっとファンになったかも。特に人物同士のコミュニケーションの様子があまり登場せんから物足りない感じだった。でも、魅力あるマンガやった、マジで。何度も読みたくなる漫画なのは確かやで。 by 凸
実はアニメ版は7話(?)しか見ていないので、アニメ版についてはアタシャ書けないわ~ってことで、漫画の方のハナシ。見た目的にちょ~っと絵が駄目かも?なんて思ったりもしたのだけれど、それ以上に第1話の導入が素敵だったのでスッカリはまってしまって、一気に4巻分読破。
その第1話ってのが、ユーリという名前の主人公ハチマキと一緒にデブリ回収宇宙船に乗ってる中年男性が、過去に宇宙船の事故で一緒に旅行していた奥さんが目の前で宇宙の塵になってしまう時の回想シーン。こういう中年男性の背負う悲壮な雰囲気が萌え♪だったりして。主人公がハチマキだということをその後知って、ちょっとがっくりしたのでした。
で、物語はハチマキが「1人で生きて一人で死んでいくのが一人前の宇宙船乗りだ!」という彼の哲学が崩された(崩されざるを得なかったのね)後、「ヒトとヒトとは助け合って生きていくのよ。だって、愛してるから。」という主張を持つ田名部の考え方によって救われて、人間として一皮向けていくというのが大きなテーマな感じだと思う。
結構ハチマキの内面のどろどろがしっかりと描かれていて読み応えのある物語でした。
個人的には、ユーリの活躍をもっと(笑)!by 凹
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ユーリの活躍の話ならアニメ版の10話がおススメですよ。
確か原作の第1話にあたる話じゃなかったかなぁ…。
[色:0000FF]>ハチマキと一緒にデフレ回収宇宙船に乗ってる中年男性[/色]
あと…デブリ回収宇宙船がデフレ回収宇宙船になってますよ…OTZ
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>ムウカスさん
うぎゃっ。。。(汗;
教えてくださってありがとうございます。
早速直します。あわあわ。
えへへ。
ユーリ活躍のアニメ10話、近いうちにDVDレンタルしてみます♪
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