読んできた漫画を振り返る

めっちゃ久々に休日っぽい昼間を過ごしている。

といっても、やらなきゃいけない作業が山積みだなーということに目をつぶりながら、たまにこうしてアウトプットの機会を作らないとどうにも腐ってよろしくない。というわけで、なんとなく小花美穂のことを考えていた。元気かな~?って。

といっても、小花美穂さんとは知り合いでもなんでも無いし友達でもねーんですけど、彼女は「こどものおもちゃ」でメディアミックス含めて人気作家になった漫画家なんだけど、私としては「こどものおもちゃ」前の作品の方により思い入れがあるなと。『せつないね』とか『この手をはなさない』とかがドンピシャ。90年代の都会の香りがするんだよぅ。

今はどうかわからないけど、かつては集英社のりぼんといえば、250万乙女が読者なわけで、私も自分のことを乙女と思っていた時期もあったので、何がきっかけかは忘れてしまったけれど、3年か4年か。かなりの期間定期購読していたんだよね。母よありがとう。

思い出に残っている「りぼん」漫画はたくさんある

本当は1個の記事で漫画について語ろうと思っていたのだけれど、いかんせん、いまでも漫画に1日1時間半は取られているガチの漫画読みなので、当たり前に1個の記事だけで書いてしまうと、誰も読まないくらい長い投稿になってしまう。だもんで、とりあえず「りぼん」を振り返ってみる。

ちびまる子ちゃんとさくらももこ

ちょうど連載が始まって少しぐらい経った時から読み始めた記憶があって、アニメ化も同じ頃かなあ。どうだろ。6巻くらいまでは発売されていたっけなあ。初めて漫画で爆笑するという貴重な経験をくれた作品だ。愛とか恋とかは関係なく、等身大の小学生の日常をコミカルでシニカルに描いていて、まあ、りぼん誌上では異質だよね。大人になった後に、いろんなメディアで作者のさくらももこについて知ることになるのだけど、本人の漫画家としての背景を知るとガロ系なので納得なんだよね。

ガロ系のサブカルテイストを「りぼん」向けにマイルドにしつつ、作品に落とし込んでいた稀有な才能だったし、あの作品を自分も小学生の時に楽しめて良かった。特に、単行本に掲載されていた「うちはびんぼう」という2話だけの読み切りシリーズは、のちにエッセイストとしても大人気になるのを予感させる作品だった。

あの頃から20年とかを経て、ある程度俯瞰して考えると、彼女自身が創刊した「富士山」はオナニー雑誌を作りたかったのではなく、おそらくある部分でガロ的なものを目指したかったんだろうと思える。しかし、優秀な編集者と手を組むことが出来なかったのかもしれない。サブカルチャー的に変人で天才で才能豊かなクリエイターには、必ず優れた料理人が必要なんだなあ。。。早逝してしまったのは本当にもったいなかった。どんなクソババアになるのか観察したかったよ。

こいつら100%伝説@岡田あーみん

さくらももこといえば、岡田あーみんでしょう。この二人の間に何があったかはしらんけど、一時期合作などをしていて、かなり最高に面白かった。特にお父さんは心配症とちびまる子ちゃんの合作、そして合作漫画を作る漫画は最高で、高校の文芸部を思い出す楽屋ネタと雰囲気でねえ。

盛大なノリツッコミが楽しめる作品で、今でも読み返したい。この後に「ルナティック雑技団」を発表し、すわ、岡田あーみんがラブコメを!と思ったら、やっぱりギャグ漫画になって最高だった。あのテンションの作品を描くには若さがやっぱり必要だよね。今も元気で過ごしてくれているといいなあ。岡田あーみん先生。奈良漬の店のおかみになったとか、いろんな噂が跋扈してたよね。一時期2ちゃんねるの岡田あーみんスレに本人に極めて近い人物が降臨していて、居合わせた自分は大興奮だったよ。

なお、こんなエピソードもある(椎名高志先生については別の記事で)。

ときめきトゥナイト@池野恋

ストーリー漫画&大河モノ&ファンタジーといえば「ときめきトゥナイト」。まさか2022年になって、蘭世の中年編を読むことになろうとは思ってもみなかったけど(笑)。自分が読み始めたのは、なるみ&鈴世編から。そこから、ちょっと遡って単行本買ったら主人公違うじゃん!ってことになり、1巻から読む羽目になったのだ。

蘭世編はさすがに80年代色が強い雰囲気だし、なるみ編は90年代だし、愛良編は2000年代って感じで、それぞれの時代感が凄くよく出ていてこれも池野恋先生の作家力なんだろうと思われる。

語り始めると語る事が増えてキリがない

というわけで、疲れてきた。

今も覚えている作品タイトルをつらつら書いてみる。

椎名あゆみ

マインドゲーム、あなたとスキャンダル、無敵のヴィーナス

高田エミ

ねこねこ幻想曲

小花美穂

せつないね、その手をはなさない、こどものおもちゃ

矢沢あい

マリンブルーの風に抱かれて、天使なんかじゃない、パラダイス・キス、ご近所物語、NANA

森本里菜

吉住渉

ハンサムな彼女、ママレード・ボーイ

柊あおい

銀色のハーモニー

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